1月:『見よ、わたしはあなたと共にいる。』(創世記28:15)

 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。  

 クリスマスにはイエス様のお誕生をお祝いしました。クリスマスは、神様が人となられたことを通して、神様がいつも私達と共に居てくださることを教えてくださった出来事でした。イエス様のお名前の意味は「インマヌエル:神は我々と共におられる」(マタイ1:23)です。また、イエス様は十字架の死、復活の後、天に昇られました。その時、弟子達に言われました。「わたしは、世の終わりまで、いつもあなた方と共にいる。」(マタイ28:20)。イエス様は、その御生涯の最初から指し御まで、一貫して、神様が私達と共に居てくださる、ということを私達に教えてくださったのでした。
 このことは、イエス様がお生まれになるよりも前、旧約聖書の物語にもはっきりと記されています。冒頭の主題聖句は、イエス様のご先祖であるヤコブが、旅の途中に見た夢の中で聞いた神様の言葉です。ヤコブはこの時、兄弟とのトラブルで家を出て旅を続けている途中でした。困難な、苦しい状況の中で、神様が共に居てくださるとのメッセージを聞き、勇気づけられたのです。

 神様は、いつも一緒にいてくださいます。嬉しいときも苦しいときも。私達の成長をいつも見守ってくださり、祝福してくださるのが神様です。自分の事をいつも見ていてくれる。自分の事を分かってくれる。自分と一緒に歩いてくれる。そのような存在が身近にあると信じることで、子どもたちは勇気づけられるのでしょう。それを、神様の愛の働きを、具体的に表すのが、私達大人です。目には見えない神様の愛を、目に見える形で示していきます。大人も子どもも、神様の愛によって勇気づけられるのです。