3月:『光の子として歩みなさい。』(エフェソの信徒への手紙5:8)

 

  先日、日曜学校で、お祈りのカードを作りました。イースターの準備として、いつもより少しだけ多く、お祈りをします。そのお祈りのテーマを、一人ひとりカードに書いたのです。「世界が平和になりますように」「少しでも人の役に立てますように」。みんなの優しい心が現れていました。

 子供たちの聖歌「ひかりひかり」はこんな歌詞です。「光、光、私たちは光の子ども、光のように・・・」後に続くのは「明るい子ども」「元気な子ども」「正しい子ども」です。幼稚園の子供たちを見ていると、みんな、この歌の通りの子供たちだなと感じます。はじけるような笑顔で、お友達と元気に遊び、「ありがとう」「ごめんなさい」「いいよ」の言葉が行き交います。子供たちはみんな、愛の光で輝いています。

 子供たちの存在は、私達にとって希望の光です。大人の世界には、いろんな事があります。子どもと大人の、何が違うのでしょう。光の子どもは、いつから光でなくなるのでしょう。じっくりと考えてみました。きっと、大人も子どもも、違いはないのでしょう。子どもの中にある神様の光は、大人になっても決して消えることはありません。もし今、大人が輝いていないとするなら、それは一時的に何かが覆い被さっているだけでしょう。それを取り除くのは、愛です。誰かを大切にして、みんなが幸せになるように、共に歩んでゆこうとすること、その事によって私達の中にある光は、再び明るく輝きます。

 子供たちと一緒に歩んでゆくことで、私達も共に輝き、私達一人ひとりが世界の希望となってゆきます。みんなが光の子どもです。